こんにちは。今回は「解体費用ってどうやって決まるの?」という疑問にお答えします。
実は、解体工事の費用は「坪単価いくら」だけでは判断できません。
現場によって条件が違うため、見積もりの中身をしっかり確認することが大切です。
■ 解体費用の主な内訳は?
ざっくり分けると、以下のような項目に分かれています:
- 建物本体の解体費
→ 構造ごとに大きく異なります(木造、RC造、鉄骨造など) - 廃材の分別・運搬・処分費
→ 木くず、コンクリート、鉄くず、混合廃棄物などに分けて処理 - 足場・養生・散水設備
→ 近隣への飛散防止、安全対策のために必要です - 重機・車両の運搬費
→ 搬入経路が狭いとコストアップの要因にもなります - 届出・各種申請・安全管理費
→ リサイクル法、石綿除去の届出、道路使用許可など - 整地・片付け・最終清掃費
→ 更地で引き渡す場合に必要です
■ 費用を左右する要因は?
見積もりが現場ごとに大きく変わるのは、以下のような点が関係してきます:
- 建物の構造・階数・延床面積
- 周囲の建物との距離(重機が使えるか)
- アスベストの有無
- 敷地内の障害物(井戸・浄化槽・樹木・地中埋設物など)
- 接道条件(トラックの進入可否など)
同じ「30坪の家」でも、条件次第で金額に数十万円以上の差が出ることもあります。
■ 坪単価だけを見て比較するのは危険!
「坪○万円」という単価だけを見て業者を決めてしまうと、
あとから追加費用が発生したり、「整地は別です」と言われたりして、最終的に高くつくケースもあります。
しっかり現地調査をして、見積書にどこまで含まれているかを説明してくれる業者を選ぶのが大切です。
■ 予算を抑えるコツ
- 不用品の撤去を自分でできる範囲で済ませておく
- 工期に余裕を持つ(急ぎの工事は割高になることも)
- アスベストの有無を事前に把握(除去費が高額になりやすい)
■ まとめ
解体工事の費用は、「何を、どう壊すか」「どこにあるか」で大きく変わります。
見積もりを取るときは、金額だけでなく内容の丁寧さ・説明のわかりやすさもチェックしましょう。
信頼できる業者であれば、工事後に「聞いてない費用が追加で出た…」なんてことは起きにくくなりますよ。
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