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  • 階上解体が得意な業者の特徴とは?ビルの上から壊す特殊な工法に強い会社の見分け方

    こんにちは。今回は「階上解体(かいじょうかいたい)」に強い業者の特徴についてご紹介します。

    通常の解体とは違い、ビルやマンションの“上の階”から順に壊していくこの工法。
    実は対応できる業者が限られており、高度な技術と経験が求められる分野です。

    ■ 階上解体とは?

    ビルやマンションなどの中高層建物を、上階から少しずつ壊していく工法です。
    重機をクレーンで屋上に揚げ、1フロアずつ解体しながら下りていきます。

    都心部や隣接建物が近い現場で多く採用され、騒音・振動・粉じんの管理が非常に重要になります。

    ■ 階上解体が得意な業者の特徴

    • 自社で小型重機の揚重・分解・組み立て技術を持っている
    • 吊り足場や防音・防塵設備に詳しい
    • 躯体ごとの強度や撤去順序を設計・管理できる
    • 解体計画書や近隣対策を細かく作成できる
    • 複数の高層案件の実績がある

    このような業者は、ゼネコンや元請けとの協働経験も豊富なことが多く、
    現場でのやりとりや調整もスムーズに対応できます。

    ■ どんな現場で選ばれている?

    • 都心部のビル・マンション解体
    • 近隣建物と接している都市部再開発エリア
    • 地上から重機が入れない立地条件の現場
    • 工期や環境制限が厳しい商業施設など

    いわゆる“難易度が高い現場”ほど、階上解体に精通した業者の力が発揮されます。

    ■ 働く立場から見た階上解体業者の特徴

    • 安全対策への意識が高い(ルール・装備が徹底している)
    • クレーン作業や足場・重機への知識も必要になる
    • 職人・管理者ともに技術力・計画性が求められる

    つまり、キャリアアップや高度な経験を積みたい人には魅力的な環境とも言えます。

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    ■ まとめ

    階上解体は、技術・計画・安全のすべてが問われる特殊な分野です。
    そのぶん、得意な業者は“現場対応力の高いプロフェッショナル”であることが多く、
    発注側・働く側のどちらにとっても、しっかりと見極めて選ぶことが重要です。

    特殊な工法を支えるのは、確かな経験と緻密な準備。
    そうした現場に関わってみたい方には、階上解体に強い業者は大きなチャンスになるかもしれません。

  • 大型重機での解体が得意な業者の特徴とは?広い敷地での工事に強い会社の見分け方

    こんにちは。今回は、「大型重機を使った解体が得意な業者」について解説してみます。

    解体業界とひとことで言っても、会社ごとに得意分野はさまざま。
    その中でも、RC造のビルや倉庫、工場といった広い敷地での解体に強い業者には、共通する特徴があります。

    ■ 大型重機を扱う現場とは?

    • 鉄筋コンクリート造の中高層ビル
    • 倉庫・工場・プラント設備
    • 大型商業施設
    • 郊外の敷地が広い案件 など

    こういった現場では、パワーと作業効率が求められるため、
    重機を複数台所有している業者が大きな強みを発揮します。

    ■ 重機を多く持つ業者の特徴

    50tクラス以上の重機やロングアームなどを保有
    ・現場ごとに専属のオペレーターがいる
    ・現場規模に合わせた機材の選定が得意
    ・解体スピードが早く、工期が短くなる傾向あり

    また、重機を輸送するトレーラーや回送体制も整っていることが多く、
    準備力・対応力が高いのも特徴です。

    ■ 安全対策のレベルも高め

    重機作業が中心になる現場では、オペレーターと施工管理者の連携が非常に重要になります。
    重機誘導のための人員配置や、周辺環境への影響(騒音・振動など)をコントロールする能力も高めです。

    ■ ただし、全ての現場に向いているわけではない

    • 都心部などで敷地が狭い
    • 建物との距離が近く慎重な作業が必要
    • 手壊しが中心になる住宅密集地

    こういった現場では、小回りの効く手壊し専門業者の方が適している場合もあります。

    ■ 発注・転職、どちらでも大事な“業者の見分け方”

    発注者目線なら、下記のようなポイントを確認すると安心です。

    • 保有重機の種類や台数
    • 同じような規模の解体実績があるか
    • 安全管理体制(教育・資格)
    • 工期対応力や搬入出の調整力

    また、転職を考えている方にとっても、「どんな現場をやっているか」で業者選びの基準が変わります。

    「重機を扱うようなダイナミックな現場で働きたい」
    「現場の流れを管理するポジションを目指したい」
    という方には、こういった業者が合うかもしれません。


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    ■ まとめ

    解体業者によって、得意とする工事のスタイルは大きく異なります。
    特に、大型重機を駆使した現場に強い会社は、
    「スピード」「規模感」「管理体制」において高い水準を持っていることが多いです。

    自分に合った会社を選ぶためにも、こういった特徴を知っておくと役立ちますよ。

  • 【実はバラバラ?】解体業者によって得意な工事は違うって知ってた?

    こんにちは。今回は「解体業者の違い」について書いてみようと思います。

    一口に「解体業」といっても、実は会社ごとに得意なジャンルや作業内容はまったく違います。
    業界の外から見ると、みんな同じようなことをやってるように見えるかもしれませんが、実際にはかなり個性があります。

    ■ 得意・不得意はなぜ生まれる?

    ・重機を多く持っている会社
    → RC造や大型建物の解体が得意(スピードとパワー重視)

    ・手壊しや細かい作業が得意な会社
    → 木造住宅、内装解体などで重宝される(丁寧な作業が求められる)

    ・法規対応や書類関係に強い会社
    → 官公庁案件や元請けとのやりとりが多い

    ・アスベストや産廃処理に特化してる会社
    → 資格・ルート・設備が整っている必要あり

    このように、「どこも同じ」ではなく「どこが何に強いか」が大事なんです。

    ■ 業者選びで失敗しないためには?

    発注側(元請けや施主)は、価格だけで選んでしまいがちですが、「その会社がやろうとしている仕事に本当に合っているか」を見極めることも重要です。

    ・実績(過去の施工事例)
    ・得意構造(RC/木造/内装など)
    ・重機や資格の保有状況
    ・対応エリアやスピード感

    これらをチェックするだけでも、相性の良い業者を選べる可能性が高まります。

    ■ 解体業界で働く側にとっても大事な視点

    就職・転職を考えている人にとっても、「その会社がどんな解体を主にやっているか」は重要です。

    ・自分は重機を扱いたいのか?
    ・細かい作業をコツコツやるのが向いているのか?
    ・将来、施工管理や営業もやってみたいのか?

    業者ごとのカラーを知ることで、自分に合った働き方も見えてきます。

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    ■ まとめ

    解体業界は、一見するとどこも似たような仕事をしているように見えますが、実は会社ごとに「得意分野」や「働き方のスタイル」がかなり違います。

    発注する側も、働く側も、「何を求めているのか」によって選ぶ会社が変わってくる。
    そんな“中の人しか知らない話”を、今後も発信していけたらと思います。

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

  • 解体施工管理ってどんな仕事?現場の1日の流れをわかりやすく紹介


    こんにちは。今回は、解体施工管理の「実際の仕事内容」についてご紹介します。
    これから現場に入る方や、解体業界の施工管理に興味がある方に向けて、リアルな1日の流れをわかりやすくまとめました。

    ■ 解体の施工管理ってどんな仕事?

    施工管理は、現場で作業をするのではなく、作業が「安全に」「スケジュール通りに」「トラブルなく」進むように指揮・調整する立場です。

    主な役割は以下の通りです。

    ・工程管理(予定通りに進んでいるか確認)
    ・安全管理(KY活動、リスクの事前確認)
    ・近隣対応(騒音や振動のフォロー)
    ・写真撮影、作業記録
    ・職人さんとのコミュニケーション
    ・各種書類の作成(施工計画書や日報など)

    ひとことで言うと、解体現場の“現場監督”のような存在です。

    ■ 現場の1日の流れ(例)

    現場によって違いはありますが、一般的な1日のスケジュールはこんな感じです。

    ・7:30 現場到着、準備、朝礼前確認
    ・8:00 朝礼、KY活動(安全確認)
    ・午前中 現場巡回、進捗確認、写真撮影、打ち合わせなど
    ・12:00 昼休憩(職人さんとの雑談も大事)
    ・午後 工程管理、安全確認、作業内容の記録など
    ・16:30〜17:00 清掃、片付け、翌日の準備、報告書作成

    ポイントは、外に出て動き回る時間と、パソコンや書類対応のバランスです。
    「体力だけでなく、頭も使う仕事」というのが解体施工管理の特徴かもしれません。

    ■ やりがいと大変さ

    正直、最初は覚えることが多くて戸惑うかもしれません。
    ですが現場を自分の手でまとめ、工事が無事に完了したときの達成感は格別です。

    また、近隣や職人さんとの信頼関係ができてくると、毎日の仕事もどんどんやりやすくなります。

    ■ まとめ

    解体施工管理の仕事は、「現場を動かす立場」として、多くの責任とやりがいを持つ仕事です。
    これからこの道に進む方や、業界のことをもっと知りたい方の参考になれば嬉しいです。

    次回は、「施工管理でよく使う道具や便利アプリ」なども紹介予定です。
    最後まで読んでいただきありがとうございました!

  • はじめまして。


    このブログは、「解体工事の施工管理」に関わる方、または興味を持っている方に向けて、現場のリアル・知識・役立つ情報を発信するブログです。

    ■ なぜこのブログを始めたのか?

    解体業界というと、「きつそう」「危なそう」「専門的で難しい」といったイメージが先行することが多いと思います。

    ですが、実際に現場を管理していて感じるのは、安全・環境・スケジュール…すべてにおいて高度なバランス感覚が必要な、非常にプロフェッショナルな仕事だということです。

    このブログでは、そんな「外からは見えにくい解体施工管理の魅力」を伝えていきたいと思っています。

    ■ どんなことを書いていくか?

    ・解体施工管理の仕事内容や1日の流れ
    ・実際の現場あるあるや、困りごとの対処法
    ・未経験でも目指せるキャリアや必要な資格
    ・Excelや書類作成の時短ノウハウ など

    これから現場に入る新人さん、業界に興味を持っている方、そして同じ現場で頑張る施工管理仲間に、「なるほど」「ちょっと楽になるかも」と思ってもらえる内容を目指します。

    ■ 最後に

    記事を通じて、“3K”なイメージの解体業界が、“カッコイイ・工夫・可能性”のある仕事に見えるように、発信を続けていきます。

    どうぞよろしくお願いします!